ツーショットダイアルの画像

ツーショットダイアルの歴史は時代により大幅に変化して現在に至ります。

ツーショットの仕組み解説の画像

まず初めにツーショットダイアルの起源や歴史を軽く説明しておきます。英語ではTwo Shot Dialとして世界にも認識されていると思いがちですが、実は和製英語で海外でツーショットダイアルと言っても全く通じません。古くは1990年代に若者の間で人気となった男女の出会いや交際を目的とした、異性間での電話を介した会話取次ぎサービスが始まり。当時はNTTが開始したダイヤルQ2機能を利用したサービスが一般的でした。このダイヤルQ2機能は通話料を除いて1分100円の情報提供利用料金にも関わらず、全くの他人と会話出来る魅力により大ヒットしたのです。今思えば当たり前の事ですは当時では画期的なサービスでした。しかしこのダイヤルQ2を利用したサービスは徐々に悪質なサービスや詐欺業者の餌食になり、徐々にダイヤルQ2=悪という図式になっていったのは言うまでもありません...そして次に登場するのが店舗型テレクラの登場です。テレクラの仕組みはツーショットダイアルの機能をそのまま店舗に持ってきた様なお店。男性がテレクラに出向き個室で女性からの電話を次々に取っていく非常にシンプルな物でした。しかしこれまたテレクラは一大ブームを巻き起こし連日テレビや雑誌でも取り上げられる程の社会現象を巻き起こしました。何時の時代も人々は出会いを求めているのが手に取るようにわかりますね。

携帯電話の登場で激変するツーショットダイアルの世界。

そして現代社会においては一人一台以上持っている携帯電話の登場で、テレクラやツーショットダイアルを取り巻く環境は激変します。悪い方向に...そう出会い系サイトの登場です。出会い系サイトはメール機能や掲示板機能を完備したインターネットサイト型の異性交流サイトで現在も現役で活躍しているジャンルですよね。近年ではFACEBOOKの登場やGreeやモバゲーなどソーシャールネットワークサービスに押されがちですが、全くの他人との異性同士での出会い特化すれば出会い系サイトはまだまだ現役バリバリと言えるでしょう。この出会い系サイトの浸透により一気に店舗型テレクラやツーショットダイアルは窮地に追い込まれます。やはり携帯電話という非常に便利なツールの前には店舗に出向いたりするのはナンセンス。勝ち目はありませんでした。

ツーショットダイアルブーム再来の兆し!スマホの登場でそれは正にリアルタイムで進行中。

しばらくの間、人々から陽の目を浴びずひっそりと活動していくことになるテレクラやツーショットダイアルですが、ここ最近のスマートフォン乗り換えブームにより事態はまたまた激変してきているのです!この現象はいくつかの現象も要因になっていると考えられ、一つの大きな要因として従来の出会い系サイトの規制強化による衰退、また詐欺出会い系サイトの増加、サクラを起用した悪徳出会い系業者の暗躍によるユーザーの出会い系サイト離れも上げられます。また、スマートフォンに乗り換えた多くの男女は基本的に新しい物好きな傾向があります。ここに来て電話でのツーショットダイアルというのは原点回避で非常に新鮮なコンテンツとして若い男女の間に認識されているのも大きな要因と言えるでしょう。

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